チー牛とは？意味や元ネタ、顔の特徴、炎上事件について詳しく解説

この記事では、ネット上でよく見かける「チー牛」の意味や元ネタ、顔の特徴、炎上事件についてついて詳しく紹介します。

チー牛の意味とは？

ネット上でよく見かける「チー牛」ですが、読み方は「ちーぎゅう」です。
「チー牛」は、「チーズ牛丼」の略で、「チーズ牛丼を注文していそうな顔」を揶揄するネットスラングになります。「チーズ牛丼を注文していそうな顔」とは、具体的には暗くて目立たないいわゆる「陰キャ」の特徴を持った人のことを指します。

TwitterなどのSNSを中心に、2019年頃から流行し、2020年上半期には「ガジェット通信　ネット流行語・アニメ流行語大賞」においてノミネートされています。

「チー牛」の元ネタ

チー牛が話題になったのは、2018年7月19日になんでも実況Jの「なんJ 昼のニート無職部 part3」スレッドに「就労移行支援で面白かったのは利用者の若い男が皆同じ顔をしてた事」という本文とともに貼られたイラストがきっかけです。

メガネをかけた男性が「すいません、三色チーズ牛丼の特盛りに温玉付きをお願いします。」とチーズ牛丼を注文しているイラストは、同スレッド内で「こういう顔のやつおるよな」と反響を呼び、他のスレッドにも派生をしていきました。
2019年4月には「とろ～り3種のチーズ牛丼とかいう陰キャ専用牛丼」というスレッドがまとめサイトに掲載され、「チーズ牛丼」という言葉は気持ち悪いオタク、陰キャという意味で使用されるようになりました。

「チー牛」顔の特徴

チー牛の意味についてご紹介しましたが、具体的にどのような見た目の人を指すのでしょうか。
イラストから分かる特徴は以下のものが挙げられます。

• 眼鏡をかけている
• 子どものような髪型
• 覇気のない顔
• 顔立ちが幼い
• 声が小さい
• 身長が低い
• 口がとがり気味
• 清潔感がない

いわゆる陰キャでモテない、コミュニケーション能力が低そうといったものが挙げられます。
チー牛は男性に対する言葉で女性には使われないことがほとんどです。見た目に対するネガティブな言葉なので、軽い気持ちで使わないことをおすすめします。

すき家の反応

三色チーズ牛丼とは、大手牛丼チェーン店すき家の「とろ〜り3種のチーズ牛丼」を指します。
2020年6月にJ-CASTニュースが、すき家を運営するゼンショーHDに対して「ネット上で『これを食べている人は、こういう人だ』といった表現として、『チー牛』という言葉を多く見かけるが、認知しているか」と取材をしました。

その問いに対し、同社広報室から下記回答がありました。

この回答に対しネット上では、「認知しておりますは草」、「公式ネタ化してんの草」、「これのせいで、マジでチー牛頼みにくくなったんだが。結構ガチ目に恨んでる。」といったような反応が多く見られました。

チー牛発言で炎上したセガ取締役

2020年6月21日、当時セガ取締役を務めていた名越稔洋氏がメインパーソナリティーとして配信しているYouTubeチャンネル「セガなま ～セガゲームクリエイター名越稔洋の生でカンパイ～」内での名越氏の発言が問題となりました。『ぷよぷよ』のeスポーツ大会「ぷよぷよファイナルズ SEASON2」において出場しているプロゲーマーに対しての感想を求められた際に、「チーズ牛丼食ってそうな感じ」と見た目を揶揄するような発言をしたことが、視聴していたユーザー達の反感を買うこととなり炎上しました。
この発言はネットを中心にメディアで報じられることとなり、セガが公式に謝罪する事態にまで発展しました。ちなみに名越氏はこの炎上事件が直接的な理由ではなかったようですが、しばらくしてセガを退社されています。

実際に発言したシーン

「真面目そうな子が・・・ねぇ、いいじゃない」
「真面目そうっていうか・・・なんかうまく言えないんだけど」
「いい言葉が浮かばない(笑)」
「地味さが良い、チーズ牛丼食ってそうな感じの(笑)」

と笑いながら、いかにも馬鹿にしたような発言をしています。

まとめ

今回は、「チー牛」の意味や元ネタ、顔の特徴、炎上事件について詳しく紹介しました。「チー牛」は人の見た目を揶揄する言葉なので、使用する際は冗談の域を超えないように十分に気を付けてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。