マクドナルドの値上げの歴史と最新(2023年度)値上げ情報を詳しく紹介

この記事では、マクドナルドの商品の値上げの歴史についてわかりやすく紹介します。2022年から値上げが続くマクドナルド。1971年に販売されていたハンバーガーの値段は100円未満でしたが、2023年5月現在は170円となっています。

マクドナルドは老若男女問わず大人気のファーストフード店で、リーズナブルに美味しいハンバーガーが食べれることが魅力なだけに値上げが続くことにがっくりする人も多いのではないでしょうか。

今回はこれまでの値上げの歴史(商品価格の推移)について詳しくお伝えします。最新の値上げ情報やどのように商品の値段が変わってきたのか気になる方はぜひご覧ください。

マクドナルドの値上げの歴史(最新情報)

まずは、2023年に行われた最新のマクドナルドの値上げ情報を紹介します。

2023年1月16日から提供している商品の値段に対して、10円~150円の値上げが行われました。

値上げされた商品の中には、今回初めて値上げされた商品もあります。以下では、メニュー別に値上げ前と値上げ後の商品の値段をまとめています。

値上げ商品(レギュラー)

商品 値上げ前の価格 値上げ後の価格
ハンバーガー 150円 170円
チーズバーガー 180円 200円
チキンクリスプ 150円 180円
エグチ 220円 240円
スパビー 200円 220円
ダブルチーズバーガー 350円 370円
てりやきマックバーガー 350円 370円
フィレオフィッシュ 350円 370円
えびフィレオ 390円 400円
ビッグマック 410円 450円
炙り醤油風ダブル肉厚ビーフ 490円 500円

値上げ商品(セットメニュー)

セットメニュー 値上げ前の価格 値上げ後の価格
エグチセット 520円 540円
スパビーセット 500円 520円
てりやきチキンフィレオセット 昼マック 570円 昼マック 620円
てりやきマックバーガーセット 昼マック 550円 昼マック 600円
フィレオフィッシュセット 昼マック 550円 昼マック 600円
ビックマックセット 710円 750円
ビックマックセット 昼マック600円 昼マック 650円
ダブルチーズバーガーセット 670円 700円
ダブルチーズバーガーセット 昼マック 570円 昼マック 620円
炙り醤油ダブル肉厚ビーフセット 800円 850円
炙り醤油ベーコントマト肉厚ビーフセット 790円 840円
ハッピーセット(ハンバーガー・プチパンケーキ) 470円 490円
ハッピーセット(チーズバーガー・チキンマックナゲット・ホットケーキ・エッグマックマフィン) 500円 520円

値上げ商品(サイドメニュー)

サイドメニュー 値上げ前の価格 値上げ後の価格
マックフライポテト Sサイズ:150円
Mサイズ:310円
Lサイズ:330円
Sサイズ:160円
Mサイズ:330円
Lサイズ:340円
チキンマックナゲット5ピース 200円 240円
チキンマックナゲット15ピース 590円 710円

値上げ商品(ドリンクメニュー)

ドリンクメニュー 値上げ前の価格 値上げ後の価格
プレミアムローストコーヒー Sサイズ 100円
Mサイズ 150円
Lサイズ 210円
Sサイズ 120円
Mサイズ 180円
Lサイズ 250円
コカ・コーラゼロ
コカ・コーラ
スプライト
ファンタグレープ
ファンタメロン
Qoo すっきり白ブドウ
爽健美茶
アールグレイアイスティー
ホットティー
Sサイズ 100円
Mサイズ 220円
Lサイズ 250円
Sサイズ 120円
Mサイズ 240円
Lサイズ 270円
マックシェイク
(バニラ・ストロベリーチョコレート)
Sサイズ 140円
Mサイズ 200円
Sサイズ 150円
Mサイズ 220円
野菜生活100
ミニッツメイドオレンジ
Sサイズ 150円
Mサイズ 240円
Lサイズ 270円
Sサイズ 170円
Mサイズ 260円
Lサイズ 290円

値上げ商品(朝マック)

商品 値上げ前の価格 値上げ後の価格
ソーセージマフィン 130円 150円
エッグマックマフィン 200円 220円
マックグリドルソーセージ 170円 200円
チキンクリスプマフィン 180円 190円
ベーコンエッグマックサンド 220円 250円
ホットケーキ 320円 340円
マックグリドルベーコンエッグ 300円 320円
マックグリドルソーセージエッグ 320円 340円
メガマフィン 370円 390円
ビッグブレックファスト 430円 480円
ビッグブレックファストデラックス 630円 650円

値上げ商品(夜マック)

商品 値上げ前の価格 値上げ後の価格
倍ハンバーガー 250円 270円
倍チーズバーガー 280円 300円
倍チキンクリスプ 250円 280円
倍エグチ 420円 340円
倍スパピー 300円 320円
倍ビックマック 510円 650円
倍ダブルチーズバーガー 470円 600円
ポケナゲ大 500円 600円
ポケナゲ特大 800円 950円

マクドナルドの値上げの歴史(2022年)

2022年はマクドナルドによる値上げは3回行われました。ハンバーガーやチーズバーガーといった定番の主力商品が段階的に値上げしました。値上げによる価格推移は以下となります。

商品名 【~2022年3/13(日)】
従来価格(税込み)
【2022年3/14(月)~】
新価格(税込み)
【2022年9/30(金)~ 】
新価格(税込み)
ハンバーガー 110円 130円 150円
チーズバーガー 140円 160円 180円
チキンクリスプ 110円 130円 150円
『ちょいマック』バーガー エグチ 200円 220円
チキチー 200円 220円
スパビ― 200円
ダブルチーズバーガー 340円 350円 370円
てりやきマックバーガー 340円 350円 370円
フィレオフィッシュ® 340円 350円 370円
えびフィレオ® 390円 400円
ビッグマック® 390円 410円
炙り醤油風 ダブル肉厚ビーフ 490円 500円
炙り醤油風 ベーコントマト肉厚ビーフ 490円
ソーセージマフィン 110円 130円 150円
エッグマックマフィン® 200円 220円
チキンクリスプマフィン 140円 160円 180円
マックグリドル® ソーセージ 150円 170円 200円
ハッピーセット®
(ハンバーガー・プチパンケーキ)
 470円 490円
ハッピーセット®
(チーズバーガー・チキンマックナゲット®・ホットケーキ・エッグマックマフィン®)
500円 520円
ひるまック ダブルチーズバーガー 550円 570円
てりやきチキンフィレオ 550円 570円
てりやきマックバーガー 550円
フィレオフィッシュ 550円
ビッグマック 410円
倍バーガー (ビッグマック・ダブルチーズバーガー) 単品+100円
マックフルーリー® オレオ® クッキー 240円 250円
マックフライポテト® Sサイズ 150円 160円
Mサイズ 280円 290円
Lサイズ 330円 340円
チキンマックナゲット 5ピース 200円
15ピース 580円 590円
ポテナゲ大 500円
ポテナゲ特大 800円
サイドサラダ 280円 290円
プレミアムローストコーヒー Sサイズ 100円
Mサイズ 150円
Lサイズ 210円
炭酸ドリンク Sサイズ 100円
Mサイズ 220円
Lサイズ 250円
マックシェイク®
(バニラ・ストロベリー・チョコレート)
Sサイズ 120円 130円 140円
Mサイズ 200円

参考:マクドナルド公式サイト

わずか一年余りで、ハンバーガーは60円値上がりました。私が学生の頃はハンバーガー100円以下だったので、その時代を知っている人の中にはここ最近の値上がりにショックを受けている人も少なくないでしょう。物価高の影響で値上がりの幅が大きくなっていることが考えられます。これからも値上がりが続く可能性も高いでしょう。

マクドナルドの値上げの歴史(2022年以前)

上記で、2023年と2022年の値上がりの歴史・価格推移を紹介しましたが、これまでにどのように値上げされてきたのか定番商品の価格推移をお伝えします。

バーガー系商品の価格推移

バーガー
値上げ日程 ハンバーガー チーズバーガー ビッグマック
1971年7月~ 80円 200円
1973年~ 100円
1974年月~ 150円
1979年~ 170円
1980年~ 180円 200円 370円
1983年~ 200円 230円
1985年~ 230円 280円 420円
1992年時点 210円 240円 380円
1995年~ 136円 160円
2000年~ 68円 80円
2002年2月~ 84円⁻
2002年8月~ 62円
209円(~2003年7月)
2003年8月~ 84円 262円
2005年3月~ 80円 100円 250円
2005年~ 100円
2006年4月~ 280円
2007年~ 260~290円
2008年5月~ 120円 280~310円
2008年8月~ 290~320円
2013年5月~ 120円 150円 330~360円
2014年4月~ 120円 133円 340~370円
2015年5月~ 130円 370円
2016年9月~ 380円
2018年2月~ 390円
2019年10月~ 110円 140円
2022年3月~ 130円 160円
2022年9月~ 150円 180円 410円
2023年1月~ 170円 200円 450円

マクドナルドは1971年に販売開始から徐々に値段が上がっているのがわかります。販売当初、ハンバーガーの値段は80円でしたが、バブル期には230円まで値上がりして販売されていました。

これまで、値上がりについてのみ言及していましたが、1995年から低価格競争に突入したことで、2002年には一時期、ハンバーガー1個が62円まで値下がりしています。消費者の立場としては、この時のように値下がりする時代が来ることを願っています。

また、年齢が上がるごとに人気となるビッグマックに至っては、販売当初の値段が200円で、2023年5月現在450円なので、販売当初と比べると倍以上の値上がりが起こったことがわかります。

フライドポテト系商品の価格推移

マックフライポテト
値上げ日程 S M L
1980年~ 140円 250円
1985年時点 180円 300円
1992年時点 150円 240円 290円
~2005年2月 157円 252円 304円
2005年3月~ 150円 200円 250円
2006年4月~ 170円 250円 270円
2007年~ 170円 220円 260円
2007年~ 190~210円 220~240円 290円
2008年5月~ 190~210円 230~240円 290円
2008年8月~ 190~210円 240~250円 290円
2011年9月時点 190~210円 240~250円 290円
2012年10月時点 190~230円 240~270円 290~310円
2013年5月~ 150円 240~270円 290~310円
2013年5月~ 154円 247~278円 299~319円
2015年5月~ 150円 270円 320円
2019年10月~ 150円 280円 330円
2022年9月~ 160円 290円 340円
2023年1月~ 190円 330円 380円

フライドポテトはハンバーガーほど値上がりはしていません。ただし、Sサイズに至っては販売当初から50円の値上がりですが、Lサイズは100円以上値上がりしています。

フライドポテトは、ハンバーガーと比較して原価が安いので値上がりの幅も狭いのかもしれません。

サイドメニュー系商品の価格推移

値上げ日程 チキンマックナゲット5ピース
マックシェイクM
1980年~ 200円
1983年~ 300円
1985年時点 350円 250円
1992年時点 280円 220円
~2005年2月 199円 210円
2005年3月~ 200円 200円
2006年4月~ 220円
2007年3月~ 210~230円
2011年6月~ 190円
~2013年1月 250~290円
2013年1月~ 190円
2014年4月~ 195円 195円
2015年5月~ 200円 200円
2023年1月~ 240円 220円

マクドナルドは値上げの影響で客離れが起こっている?

これまで何度も値上げをしているマクドナルドですが、実際に客離れが起こっているのかどうか調査しました。前述でお伝えしましたが、2022年から約1年の間で、4回の値上がりを受け、ハンバーガーに至っては60円も値上がりしました。

売上高を見ると客数・客単価は増えている

マクドナルドの値上げの歴史を見ても、1年という短期間で、ここまで値上がりした年は今までなかったので、客離れが予想されました。しかし、マクドナルドの売上高を見ると客数や客単価が増えているとわかります。(日本マクドナルドホールディングスが2月8日に発表した2022年12月期決算によると、売上高3523億円(前年同期比10.9%増)

客数・客単価が増えた要因

売り上げが増加した要因としては、コロナ化で多くの飲食店が取り入れたスマホ注文できるモバイルオーダーサービスの強化、さらに、いくつものクーポンを提供したことが考えられます。

飲食業界全体のコストが増え続けているので、多くの飲食店で値上げが実施されているので、消費者側も納得せざるを得ない点はありますが、マクドナルドに至っては値上げしても、消費者は離れていないとわかります。

マクドナルドの値上げに対する世間の声

マクドナルドが値上げすることに対する世間の反応をまとめました。

ネガティブな意見

商品が値上げされることで財布に厳しい事実があるので上記のようなネガティブな意見はTwitter上でかなり多かったです。

私のようにハンバーガーが100円未満だった格安時代を知っている人には、値上げを受け入れるのは難しいというのが本音のようです。

しかし、値上げに対してネガティブな意見だけでなく、値上げを受け入れる意見もありました。

値上げを受け入れる意見

値上げに対して、薄利多売ではうまくいかないという結論に対して述べる人や、もっと値上げをしても良いのではないかという意見もありました。

値上げに対しては、収入面や使用頻度などにより意見は分かれます。

個人としては、マクドナルドの値上げは、物流費や光熱費、食糧コストの高騰による影響を受けてのことなので、仕方がないという感想です。

まとめ

今回は、マクドナルドの値上げの歴史と最新の値上げ情報について詳しく紹介しました。歴史や価格推移を見ると、値上げや値下げは社会情勢に沿って行われることがわかりました。

ここ最近、様々なコストが高騰しているので、頻繁に値上げを繰り返しているマクドナルドだけでなく、飲食業界全体で値上げが行われていることは消費者の立場では残念なことですがある意味仕方がないことです。これ以上、値上げがされないことを期待します。